東南アジア有数のクラウドイベント「AWS Summit Bangkok 2026」に出展

2026年5月28日、タイ・バンコクで開催された「AWS Summit Bangkok 2026」に、IIJはPlatinum Sponsorとして初出展しました。

目次
  1. 生成AI時代のクラウド・ネットワーク基盤をテーマに、IIJソリューションを紹介
  2. 会場の様子
  3. IIJブースの展示内容・来場者とのコミュニケーション
  4. スポンサーセッション
  5. 今後に向けて

生成AI時代のクラウド・ネットワーク基盤をテーマに、IIJソリューションを紹介

今回IIJが出展した「AWS Summit Bangkok」は、AWSが主催する東南アジア有数のクラウドイベントです。会場となったQueen Sirikit National Convention Center(QSNCC)は、今年も5,000名を超える来場者でにぎわいました。

生成AI、Agentic AI、データ活用、クラウドモダナイゼーション、セキュリティなどをテーマに多数のセッション・展示が行われ、ASEAN市場におけるクラウド活用の加速を強く感じるイベントとなりました。

会場の様子

会場にはクラウドネイティブ開発、生成AI活用、セキュリティ強化に関心を持つ多くの来場者が集まり、会場全体が非常に活気にあふれていました。
特にAgentic AIが大きなテーマとなっており、AIエージェントを前提としたアプリケーション設計や、セキュアなデータアクセス、クラウドインフラ最適化への関心の高さが印象的でした。展示エリアでも、AIを実業務へ適用する具体的なユースケースが数多く紹介されていました。

IIJブースの展示内容・来場者とのコミュニケーション

IIJブースでは、「ASEANにおけるAWS活用と運用支援」をテーマに展示を行いました。
近年、東南アジアにおけるAWS利用はさらに加速しています。IIJでは、タイ・ベトナム・インドネシアなどASEAN拠点向けに、AWS導入から運用までをワンストップで支援するマネージドサービスを提供しています。

ブースでは、タイ企業だけでなく、ASEAN各国の企業担当者やパートナー企業との交流も多く、実運用を担う技術者層の参加比率が高い印象でした。単なる情報収集ではなく、運用人材不足の中、「どう安定運用するか」「どうセキュリティを確保するか」といった課題への関心の高さがうかがえました。

また、生成AI利用拡大に伴うセキュリティ課題、ゼロトラスト/SASE導入、マルチクラウド運用の複雑化、運用人材不足への対応などについて、AWSを超えた範囲でも活発な意見交換が行われました。
特に、「クラウド導入後の運用負荷」に関する課題感は共通しており、単なるサービス提供ではなく、“運用まで含めて支援できるパートナー” へのニーズを強く感じました。

Keynote終了後には、多くの来場者がIIJブースを訪れ、ブース前が人で埋まるほどの盛況となりました。

また、来場者とのコミュニケーション施策として、クラウド活用状況を可視化するボードを設置しました。4つのカテゴリにシールを貼っていただいたところ、Hybrid Cloudや Cloud Nativeに多くの回答が集まり、ASEAN市場においてもクラウド活用が本格化していることを実感しました。

スポンサーセッション

IIJはスポンサーセッションとして、「From Monolith to Cloud-Native: Modernizing for Scalable Growth on AWS」と題した、AWSを活用したシステムモダナイゼーション事例に関する講演を行いました。

本セッションでは、大手スポーツ・イベントチケット事業者における、レガシーシステム刷新の取り組みを紹介しました。従来型システムでは、アクセス集中時の性能不足やシステム停止、機能追加の難しさ、老朽化による運用負荷といった課題を抱えていました。特にイベントやコンサート開催時には大量アクセスが発生し、システムの遅延や停止がユーザー体験や販売機会に直接影響することが大きな課題となっていました。

講演者
Ittipol Wichaidej
ソリューションセールス/ソリューションアーキテクト
IIJ Global Solutions (Thailand) Co., Ltd.

これに対し、AWS上でのクラウドネイティブ化を推進し、マイクロサービスアーキテクチャやコンテナ技術、AWS Lambda、Amazon Auroraなどを活用することで、高負荷にも柔軟に対応可能なスケーラブル基盤を構築しました。その結果、パフォーマンス向上やスケーラビリティ改善に加え、開発スピードや運用効率も大きく向上し、継続的なサービス改善につながったことを紹介しました。

ASEAN市場でも、クラウド導入そのものだけでなく、「既存システムをどのようにモダナイズし、安定運用していくか」への関心は高く、セッション後には多くの来場者との活発なディスカッションが行われました。

講演者
Thawatchai Rodim
ソリューションアーキテクト
IIJ Global Solutions (Thailand) Co., Ltd.

今後に向けて

今回のAWS Summit Bangkokを通じて、ASEAN市場ではクラウドやAI活用が急速に進む一方で、それを支える「運用力」や「ネットワーク品質」へのニーズが高まっていることを改めて実感しました。特に、ASEANへ進出する日本企業にとっては、現地拠点のクラウド運用、セキュリティガバナンス、安定したネットワーク接続、日本語によるサポート、マルチクラウド環境の統合運用などが重要な課題となっています。

IIJグループは、日本国内で培ってきた高品質ネットワーク運用やマネージドサービスのノウハウを活かし、ASEAN地域においても、お客様のAWS活用と安定運用を支援しています。今後も、東南アジアへ進出する日本企業のビジネス成長を支えるパートナーとして、クラウド・ネットワーク・セキュリティを統合したサービスを提供していきます。ブースへお立ち寄りくださった皆さま、ありがとうございました。

気になることがあればお気軽に