AWSのマネジメントコンソール…
金融システムの運用保守や情報システム部門のIT支援などを経て、現在は顧客へのAWS導入・移行の提案、構築などを担当。社内向けの勉強会、技術支援などを実施し、AWSエンジニアの育成にも挑戦中。好きな食べ物はカレーと餃子。
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(前編から読む)
こんにちは。エンジニアの中井です。
前編に続き、本記事では、AWS Database Migration Service(AWS DMS)についてご紹介します。
前編では、AWS DMSの簡単な説明とレプリケーションインスタンスの作成までを実施しました。
後編では、エンドポイントの作成と実際のデータ移行をご紹介します。
次に、エンドポイントを作成します。
まずは移行元のエンドポイントを作成します。
エンドポイント接続のテストで、ステータスが「successful」になれば成功です。
エンドポイントの作成をクリックし、少し待つと完了します。
テストが成功しない場合は、以下を確認します。検証中、何度かハマりました……。
次に、ターゲットエンドポイントを作成します。
エンドポイント接続のテストで、ステータスが「successful」になれば成功です。
エンドポイントの作成をクリックし、少し待つと完了します。
ターゲットエンドポイントについては、今回はレプリケーションインスタンスと同じVPCにある想定ですので、RDSのセキュリティグループで、レプリケーションインスタンスのプライベートIPが許可されていればテストは成功すると思います。
次に、データベース移行タスクを作成します。
データベース移行タスクが、実際のデータ移行を行う設定となります。
タスク設定の続きです。
その他、デフォルトのままとします。
テーブルマッピングの設定です。移行元のMySQLには、「mydb」というデータベースを作成してあります。
残りの設定は、デフォルトのままとします。
タスクの作成をクリックすると、データ移行が始まります。
……と思ったら、開始されなかったので、手動で開始します。
↓
移行データ次第ですが、少し待つとタスクが完了します。
テーブルごとのロード行数なども確認できます。
CloudWatch Logsにも、詳細なログが記録されます。
本記事ではAWS Database Migration Service(AWS DMS)を実際に利用し、オンプレミスに見立てたEC2からRDSへのデータ移行の手順をご紹介しました。
今回は移行元・先が同種類のデータベースエンジンにてデータ移行を行いました。
従来、MySQL同士であればmysqldumpを使ったデータ移行を行うパターンが多かったかと思います。
AWS DMSを利用すると本記事の通り、対象データベースに直接ログインすることなく、AWSのコンソールにてデータ移行作業を行えます。
データ移行の設定についても、DBAでなくとも設定できる内容でしたので、簡単にデータ移行を行えました。
ただ、やはり、事前にVPCやRDSなどはAWS側へ作成する必要がありますし、データベースを使うサーバも何らかの手段で作成/移行する必要があります。
あくまでもシステム全体を移行する中で、1つのパーツとして利用するサービスであると感じました。
<参考リンク>
AWS Database Migration Service とは – AWS Database Migration Service
20210216 AWS Black Belt Online Seminar AWS Database Migration Service