食品衛生イノベーション展 イベントレポート ~現場の温度管理をもっとシンプルに~

IIJは、2025年12月3日~5日に開催された「食品衛生イノベーション展」に出展しました。
本記事では、展示ブースの様子とともに、IIJが提供する現場の温度管理を簡単に実現する「IIJセンシングデータマネジメントサービス」についてご紹介します。

目次
  1. 食品衛生イノベーション展とは
  2. ブース紹介
  3. セミナー登壇
  4. 来場者の声
  5. 最後に

食品衛生イノベーション展とは

食品衛生イノベーション展は、「食品衛生・食の安全」に関わる課題を解決する技術・サービスが集まる専門展示会です。
食品の保管・製造・物流の現場では、温度管理や品質保持、HACCP(※1)対応など、継続的な管理と記録が求められています。本展示会では、これらの課題に対応する最新ソリューションが紹介され、多くの企業が情報収集や比較検討のために来場しました。
IIJは3日間にわたりブースを出展し、多くの企業様に当社のサービスをご紹介する機会となりました。

(※1)HACCP(ハサップ):Hazard Analysis and Critical Control Pointの略。原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程のなかで、微生物や異物混入等の危害が起きやすい要因(ハザード)を分析した上で、特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。重要な衛生管理基準として、先進国を中心に各国で義務化や奨励が進んでおり、日本でも2018年6月に改正された食品衛生法により、2020年6月に法令化されました。

ブース紹介

今回ブースで展示したのは、食品工場や倉庫の温度計測・管理を支援するクラウドサービス「IIJセンシングデータマネジメントサービス」です。
本サービスは、温度・湿度などのセンシングデータを簡単に収集・可視化し、品質保持や温度確認業務の負荷軽減をサポートします。

実機展示・実環境デモ

ブースでは、温度センサーやゲートウェイ機器の実機展示に加え、実運用を想定したデモ環境をご用意。
業務用冷蔵・冷凍庫を設置し、庫内にセンサーを取り付けて温度データを取得する形で、実運用に近い環境でデモを実施しました。

センサーは電池で稼働し、磁石で庫内に設置できるため、導入に大掛かりな工事は不要です。

取得したデータは「IIJセンシングデータマネジメントサービス」のWebコンソール上でリアルタイムに確認でき、導入後の運用イメージを具体的に体験いただきました。

来場者の皆様には、実際の操作画面を通じて以下の機能をご覧いただきました。

  • データのリアルタイム表示
  • 過去データの確認
  • 温度が閾値を超過した際のアラート通知
  • 簡易レポートによるデータのエクスポート

より多くのお客様にデータを活用して業務改善や品質向上を実現いただくために、本サービスは以下のような特長を持っています。

サービスの特長

  • 豊富なセンサーラインナップ温度・湿度・WBGT・電流など、多様な現場に対応できるセンサーラインナップを用意。製造・物流・食品工場など、幅広いシーンで活用できます。
  • データ化までをワンストップ提供センサー機器からネットワーク回線、データを管理するWebアプリケーションまでワンストップ提供。複雑な設定は不要で、設置後すぐに利用開始できる手軽さもポイントです。
  • 柔軟な販売形態に対応IIJから直接エンドユーザへ提供するだけでなく、販売代理店によるリブランド展開にも対応。二階層構造のWebコンソールで代理店からエンドユーザへの導入・運用がスムーズです。

IIJセンシングデータマネジメントサービス

セミナー登壇

会場内で開催された出展社セミナーにも登壇しました。
本セミナーでは、「IIJセンシングデータマネジメントサービスで実現する食品安全とデータ活用」をテーマに、食品衛生管理におけるデータ活用の重要性と、センサーから通信・クラウドまでをワンストップで提供するIIJの取り組みをご紹介。
あわせて、現場データのリアルタイム可視化による業務効率化や、食品衛生管理・品質維持における具体的な活用事例についても解説しました。

セミナー後には、ブースでの詳細説明を希望される方や具体的な導入相談もあり、食品安全分野におけるデータ活用への関心の高さを実感する機会となりました。

来場者の声

ブースにお立ち寄りいただいた皆様からは、サービスへの期待や具体的な活用イメージに関する様々なご意見が寄せられました。その一部をご紹介します。

  • センサーラインナップへの関心「温度以外にもどのような種類のセンサーがあるのか知りたい」といったご質問が多く、ラインナップや用途に高い関心が寄せられました。
  • 国内企業のサービスで安心して利用できるセンシングデータには機密性の高い情報も含まれるため、IIJのような国内企業が提供している点に安心感を持つというご意見も聞かれました。
  • 再販(リブランド)可能な仕組みへの評価「自社で使いたい」だけでなく、「自社サービスに組み込みたい」といった声もあり、柔軟に展開できる仕組みに高い評価をいただきました。
  • サービス化による提案のしやすさ「サービスとしてパッケージ化されているため提案しやすい」「販売しやすい」というビジネス面でのメリットに言及する声もありました。
  • 直感的な画面操作データ取得から確認までの操作が直感的なため、「使いやすい」という声が多く寄せられました。
  • 機器設置の容易さセンサーは磁石で設置でき、ゲートウェイも棚などにポン置きできるため、設置作業のハードルも低く、「自分たちでも導入できそう」といった前向きな反応もありました。
  • 無線通信の特性への期待センサーとゲートウェイ機器の間はLoRaWAN®(※2)という無線規格で通信を行います。長距離低消費電力が特徴の通信規格であることから、「過去に他の無線規格で温度管理システムを検討した際にうまく通信ができず断念したが、LoRaWAN®を用いたIIJセンシングデータマネジメントサービスであれば通信ができるのではないか。実現場で試してみたい」という具体的な期待の声も聞かれました。

(※2)LoRaWAN®(ローラワン):低消費電力かつ長距離通信を特徴とするIoT/M2Mに最適な無線通信技術で、免許が不要な周波数帯域を利用することで、誰でも手軽に利用することができます。

最後に

展示会を通じ、多くの企業様から貴重なご意見・ご期待をいただき、今後のサービス向上に向けた貴重なヒントを得ることができました。
今後、食品安全と業務効率化を両立するデータ活用への関心は更に高まっていくと考えられます。

IIJは今後も、現場の課題解決につながるサービスの提供と情報発信を継続してまいります。
ご興味をお持ちの方は、下記メールアドレスまたは問い合わせフォームから、ぜひお気軽にお問い合わせください。

問い合わせ先:sdms-info@iij.ad.jp

気になることがあればお気軽に