「IaaS」。皆さんは「イアース」と読みますか?「アイアース」と読みますか?
私はずっと気になっていて、2年半前から「IaaS(Infrastracture as a Service)」の日本での読み方について、様々な場面で様々な方々と意見交換をしてきました。
一番最初に気にしたのは、native English speakerの声。 彼らはなんというのだろう?と思い、長年の友人であるIT企業経営のカナダ人、IT企業勤めのアメリカ人、アメリカ在住IT企業勤めの私の親族、災害対策関係で知り合いになった全くITと関係のないアメリカ人、果ては取引先で来日されるnativeの方々に聞いてみましたが、彼らに共通の答えは「アイ・エィ・エィ・エス」で略さないぜ(キリッ という回答でした。 SaaSは「サース」、PaaSは「パース」と略しますが、IaaSは略さない。
日本人に聞いてみたところ、これはバラバラ。弊社内でも呼び方はバラバラです。ということでFacebookページでアンケートをとってみました。
クラウドに関心のある皆さまへの質問。「IaaS」を何と読みますか?
アンケート結果によると「アイアース」が75%と一番多い結果になりました。
さて、なぜ略さないの?とnativeの方々に聞いてみると、人それぞれでしたが、カナダ人の友人が一番しっくりいく回答としてこう教えてくれました。
英語では、発音が存在しない新たな単語に関しては基本的に似通った単語や発音があるものを真似て発音するもんなんだ。サースやパースはサーやパー、パースといった似た発音の単語があるが、IaaSはない。
もし無理矢理省略したいなら、「アィェス」って言うかなぁ…もちろん、その後でアイ・エイ・エイ・エスの略をこの場ではそう言いますと補足しないとダメだよ。
ということで、「アイアース」も「イアース」も日本語なのでどっちでもいいということになります。
ただ、IaaSを「イアース」と読ませるのは私自身の拙い英語の感触でも発音上気持ち悪いので、私は「アイアース」と呼ぶことにしています。もちろんアースってカタカナ発音は「お尻」なので、nativeの人の前では略さないように気をつけております。
※2012年10月に弊社ブログに掲載した記事を、一部加筆修正しました。