キヤノンマーケティングジャパンがIIJサービス体感プログラムを活用。「体感」という新たな価値提供に大きな期待

IIJ Touch & Experience College」はIIJサービスを実際に体感できるプログラムです。これはパートナー企業様も利用可能です。IIJサービスを検討するお客様に参加していただくことで、サービスの価値を実感してもらうことができ、パートナー企業様にとって提案・営業活動の強力な武器になります。既にこの取り組みを進めているキヤノンマーケティングジャパン株式会社様のキーパーソンに本プログラムの魅力とメリットをインタビューしました。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社様

グループが持つ優れた技術やノウハウ、多様なアセットに、アライアンスパートナーが持つポートフォリオを掛け合わせ、“顧客主語”の実践を通してお客様の期待を超えるソリューションを提供。新しい付加価値やサービスを創造し、デジタルビジネスを支援する。

GBソリューション事業推進本部 GBソリューション推進部 部長 志賀 哲治様(写真中央)
GBソリューション事業推進本部 GBソリューション推進部 ソリューション推進四課 課長 三堀 剛志様(写真右)
GBソリューション事業推進本部 GBソリューション推進部 ソリューション推進四課 主管 関根 明様(写真左)

目次
  1. IIJサービス体感プログラムに抱いた一抹の不安はやがて杞憂に
  2. 資料では伝えきれない使いやすさや便利さを実感できる
  3. 提案の際に“体感”という価値をアピールしていく

IIJサービス体感プログラムに抱いた一抹の不安はやがて杞憂に

最初にGBソリューション事業部の事業概要を教えてください。

志賀様

エンタープライズのお客様向けに、経営やビジネス課題を解決するITソリューションを提供しています。お客様の課題解決を最重視しているため、自社ソリューションのみならず、パートナー様のソリューションも含めて最適な提案に努めています。営業担当と同行して、ソリューションのより詳しい説明や技術的な質問に対応しています。
私たちのメインのお客様は社員数300名から3,000名程度の中堅・準大手企業様です。扱うソリューションはITインフラやネットワーク、セキュリティ関係が中心です。幅広いポートフォリオの1つとして、IIJサービスを提供しており、主に「IIJ Omnibusサービス」や「IIJフレックスモビリティサービス/ZTNA」などを扱っています。

お客様への提案にIIJサービス体感プログラムをご利用いただきましたが、どのようなきっかけで本プログラムを知ったのでしょうか?

関根様

最初に本プログラムをご紹介いただいたのは約1年半前、2024年の初頭です。その時はIIJフレックスモビリティサービス/ZTNAの体感プログラムでしたが、2025年の初めにIIJ Omnibusサービスの体感プログラムも紹介してもらい、興味を持ちました。
本プログラムを紹介するだけでなく、当社の営業担当向けに学習会も開いてくれました。これによって「本プログラムがどういうもので、お客様にどんな価値を提供できるか」がよくわかり、社内の期待も高まりました。

インフラやネットワークはITサービスを下支えする“縁の下の力持ち”のような存在で、目に見える成果を打ち出しづらいですよね。そこに提案の難しさもあると思います。体感プログラムの存在を知った時、率直にどんな印象でしたか?

三堀様

IIJサービスを提案する時は、必要であればIIJの担当者やエンジニアにも同席してもらいますが、最近はゼロトラストセキュリティのニーズが高まり、ネットワークサービスが複雑化しています。いろいろ資料を使って説明しますが、機能や使い勝手はなかなかイメージしにくい。でも、実際にサービスを体感してもらえれば、メリットが伝わりやすくなると思いました。
ただし、実際に体感しても、100%良い印象を持ってもらえるとは限らない。体感したことで、逆にマイナスの印象を持たれてしまうのではないか。今だから白状しますが、実はそういう不安も少なからずありました。

お客様にどう評価していただけるか、蓋を開けてみないとわかりませんからね。不安を抱きながらのトライだったわけですが、実際にはいかがでしたか?

三堀様

既に3組のお客様に本プログラムをご利用いただきましたが、不安はなくなりましたね。お客様には非常に好評です。

資料では伝えきれない使いやすさや便利さを実感できる

それは良かったです。IIJサービス体感プログラムのどんなところが良かったのか、お客様の感想や評価を伺っていれば、お聞かせください。

三堀様

体感プログラムはルータを箱から取り出すところから始まります。宅配業者に扮したIIJ担当者がルータの入った箱を抱えて、デモルームに入ってくる。最初は何事かと思いますが、凝った演出に思わず緊張がほぐれます。
ルータを取り出したらLANケーブルを差し込み電源を入れる。しばらく待つだけで設定が完了し、ネットワークを使えるようになります。これは疑似的な環境ではなく、正真正銘のIIJ Omnibusサービスへの接続です。「ゼロタッチプロビジョニングはこんなに簡単なのか」と皆さん、驚かれますね。

志賀様

機器を手に取って体感できるプログラムは本当に貴重です。何より説得力が違います。
トラブル時の対応を体感できることも好評でしたね。通信中にLANケーブルを抜いても、自動的に内蔵SIMに切り替わります。ダウンタイムなしに通信を継続できるわけです。言葉で説明されても本当にそうなのかわかりませんが、実際に自分で体感するとその便利さがよくわかるようです。
トラブルがあればアラートが上がり、管理ポータルから簡単に原因も特定できる。管理ポータルの見やすさ、分かりやすさも評判がいいです。

関根様

サービスを体感できるだけでなく、IIJ担当者が分からないことや質問などにも丁寧に対応してくれます。参加者の満足度は非常に高いですね。同行する当社の営業担当からも「自分たちも勉強になる」「お客様の反応を直に知ることができる」という好意的な声が上がっています。

提案の際に“体感”という価値をアピールしていく

まさに“百聞は一見に如かず”ですね。このメリットを今後の提案・営業活動にどう生かしていくお考えですか?

志賀様

IIJサービスをお客様に提案し、その価値を理解していただくのが私たちの仕事。その訴求方法の1つに、新たに“体感”という選択肢が加わった。そう感じています。

関根様

IIJ OmnibusサービスIIJフレックスモビリティサービス/ZTNAを紹介する時は、サービスをご提案するだけでなく、本プログラムも合わせてご紹介するようにしています。お客様自身でサービスを体感し、使い勝手などを判断してほしいからです。

三堀様

お客様がサービスを体感し詳しく知ることで、一歩進んだコミュニケーションが取れるようになるでしょう。私たちの提案の幅も広がると期待しています。

IIJサービス体感プログラムの活用を含め、今後のビジネスの展望をお聞かせください。

三堀様

インフラやネットワークはすべてのITサービスの土台になるものです。提案活動の1つとして本プログラムを活用し、IIJ OmnibusサービスやIIJフレックスモビリティサービス/ZTNAの価値をより解像度高くお伝えしていきます。

関根様

お客様への提案の場にはIIJ担当者に同席してもらうこともあります。私たちのビジネスにとってIIJは重要なパートナーです。両社のタッグをより強力なものにしていきたいですね。

志賀様

当グループの主力事業は大きく4つあります。トータルセキュリティ、映像ソリューション、デジタルドキュメントサービス、そしてバックオフィス業務も含めた多彩なBPOサービスです。
特にトータルセキュリティと映像ソリューションはネットワークが不可欠の存在。冒頭でお話ししたように、ベースにあるのはお客様の課題解決です。これまで以上にIIJとの連携を密にして、お客様にとってより良いソリューションを提供していきます。