「どこにでも素早く設置できる次世代サーバルーム」AXIA EXPO 2024イベントレポート

IIJでは、DX edgeというマイクロデータセンターを販売しています。今回、2024年6月5日から3日間開催されたAXIA EXPO 2024にDX edgeを出展しました。この記事では、そこでの様子をご紹介いたします。

目次
  1. AXIA EXPO 2024
  2. 近未来的な会場
  3. IIJブース
  4. エッジデータセンターとは
  5. 知事らご来訪
  6. 講演の様子
  7. 最後に

AXIA EXPO 2024

AXIA EXPO 2024は次世代型スマートシティ、エネルギーをテーマに初開催する展示会です。
会場では「水素・アンモニア 次世代エネルギー展」、「次世代通信Tech」、「GX イノベーション展」で構成されており、カーボンニュートラルの実現に資する製品、技術、ソリューションが展示されています。
今回IIJは、「次世代通信Tech」のエリアで出展しました。

近未来的な会場

AXIA EXPO 2024は愛知県国際展示場で開催されました。
会場は近未来的で、設立が2019年と最近のためとても綺麗です。

会場内には座れる席が多数あり、Web会議をしている方がたくさんいらっしゃった印象です。
空港まで徒歩5分と利便性の高さも魅力的です。

IIJブース

展示ブースでは、DX edge マイクロデータセンター(MDC)の実物を見てもらうため、ブース中央に屋内用 25UモデルのDX edgeを配置。四隅のパネルでエッジデータセンターとしての活用と、中部圏で多い製造業のサーバルームとしての活用を紹介しました。

エッジデータセンターとは

エッジデータセンターとは、実際の現場近くで分析・処理を行うサーバなどを配置するためのデータセンターのことです。
物理的に離れたクラウドにデータを送るのではなくすぐ近くにあるため、通信の遅延なども起こりにくく、リアルタイム処理を実現します。

近年は、IoTやスマートファクトリーなどの広がりで収集するデータ量が膨大になったり、例えば画像のようなデータサイズが大きいものも増えており、エッジデータセンターのニーズが伸びると考えられています。
一方で、MDCは一般的なサーバルームに比べて安価かつ柔軟に設置できるため、工場やオフィスのサーバルームとしてのご相談も多くいただいています。
また、実際にMDCを使って実証実験を行っている、リコー様のEVとHEVの電池をリユースした蓄電システムもパネル展示で協力いただきました。

知事らご来訪

愛知県知事と日刊工業新聞取締役の方が、ブースに足を運んでくださいました。
エッジデータセンターについて紹介し、ご興味を示していただけたようでした。

講演の様子

IIJからは、久保 力(基盤エンジニアリング本部 本部長補佐)が登壇しました。
立ち見のお客様を含め、約30名がご清聴くださいました。

「省エネと再生エネルギーの利用について今後企業として取り組んでいく必要がある。こういったところにマイクロデータセンターを活用していきたい。」など、エッジデータセンターやカーボンニュートラルについて講演しました。

講演の後、IIJのサービスに興味を持った方の列ができ、名刺交換や意見交換をする場となっていました。

展示会全体や講演を見てみると、エネルギー、素材、機械分野も注目を浴びている模様で、展示ブースよりは講演目的の方が多く、満席の回も多いようでした。IIJにも、講演に行けなかったから講演資料だけ欲しい、という方もいらっしゃいました。

最後に

今回の展示では、地元中学生が食い入るように見ていたのがとても印象的でした。
その中学生は自宅サーバを扇風機で冷却していたり、親御さんがIIJmioを使用しているとのことで、IIJをご存知でした。
もしかしたら10年後、IIJに入社しているかもしれないですね。
IIJはこれからもこういったイベントに積極的に参加していきます。