新卒一括採用や、出向・転籍・兼…
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毎年訪れる新入社員の採用や、日々増えていく外部サービス。そんな中で企業の課題となるのが「ID管理」です。社員の大量入社による新規アカウント登録や適切な権限管理など、IDやアカウントの管理は煩雑で、企業にとって悩みのタネ。そこで今回は、IIJ IDガバナンス管理サービスを使ってID管理をラクにする活用例をご紹介します。
IIJ IDガバナンス管理サービスは、ID・組織マスタを時系列管理できる日本製「クラウド型IDガバナンス管理サービス(IGAaaS)」です。
※IGAaaS:「Identity Governance and Administration as a Service」の略
本サービスにより、過去、現在、未来のID・組織情報を会社全体で共有及び一元化できます。また日本企業で発生しうる各人事イベントを起点に、アカウント管理の自動化を実現可能です。
(関連記事)お客様の声を反映、日本企業の複雑なID管理がラクになるIIJの新サービス登場!
IIJ IDガバナンス管理サービスとは
この活用例では、IIJ IDガバナンス管理サービスを使って、IIJフレックスモビリティサービス/ZTNA(以下、フレックスモビリティ)のユーザ管理と権限付与を容易に行う方法をご紹介します。
IIJ IDガバナンス管理サービス活用例
①アカウント・グループ情報連携
人事マスタより、ユーザ情報・グループ情報をIIJ IDガバナンス管理サービスへ連携します。
※本構成ではクラウド上でActive Directory(AD)が利用できる「IIJディレクトリサービスfor Microsoft」を利用しています。
連携方法は、CSVによる連携、IIJクラウドデータプラットフォームサービスとの連携による自動連携など、複数の方法からお選びいただけます。
②フレックスモビリティの利用ユーザをグループに割り当て
IIJ IDガバナンス管理サービスの管理画面より、管理者がフレックスモビリティの利用ユーザのグループ(※1)割り当てや削除を行うことで実際に利用するユーザを選別していただきます。
※1 ここでのグループは、AD上で作成し、IIJ IDガバナンス管理サービスへ連携したグループのことです。以下の図ではグループ名を「FXZ-DEV」としています。
図:ユーザ・グループ割り当て
③自動プロビジョニング
IIJ IDガバナンス管理サービスの機能により、②にて修正した組織図情報をもとにアカウント・グループ情報を自動でIIJ IDへ連携し、アカウント・グループの新規作成・削除を行います。
④SAML認証
ユーザがIIJ IDのアカウントを用いて、フレックスモビリティへのSAML認証を行います。 ユーザ自身によるID・パスワードの入力が不要となり、スムーズな社内リソースへのアクセスが可能となります。
このような形で、お客様のID管理を統合できます。更にIIJサービスとの連携により、ID管理や権限管理業務の効率化を実現できます。
また、IIJサービスに限らず、現在ご利用中の他社SaaSサービスとの連携も可能です。IIJが提供する国産iPaaS「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」により、現在ご利用中または今後利用する多くのシステムのID統合管理が実現できるかもしれません。
ID、権限の統制がとれないという課題に対して、企業のデータと従業員を守るためにも、明らかに不必要な権限が付与されている場合は剥奪するなど、IDをシステム上で管理できる仕組みの導入をご検討してみてはいかがでしょうか。
詳しくはIIJ IDガバナンス管理サービスのページよりお気軽にお問い合わせください。または担当営業へご相談ください。