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昨今業務システムのクラウド化やリモートワークが当たり前になり、端末が扱う情報量も増えました。攻撃の入口もWeb、メール、端末へと広がり、情シスの立場では“どこまで端末を守るべきか”の判断が難しくなっています。
こうした状況で、よく候補となるのがVDIやDaaSなどの仮想デスクトップです。強いセキュリティを実現しやすい一方で、現場からは「導入・運用コストが重い」、「システム負荷や操作性が気になる」といった声も出やすく、検討が止まってしまうケースも少なくありません。
そこで活用できるのがIIJセキュア端末分離ソリューション with SolitonやIIJファイル中継ソリューション with Solitonです。今回は端末分離に関する課題の整理と現実解を紹介します。
端末分離を検討するお客様の相談を聞いていると、実は「すべての業務を隔離したい」というより、次のような“困りごと”が発端になっているケースが多く見られます。
つまり、やりたいことは「操作端末と動作環境の完全分離」ではなく、「“危ない入口(主にWeb)”と“持ち出し経路(ファイル・コピー・貼り付け等)”を、現場の操作性を大きく落とさずに抑えたい」ということです。
VDIやDaaSは「端末を安全にする」方向では強力です。ただ、強力であるほど、導入・運用の障壁も上がりがちです。
もちろんVDIが“正解”なケースもあります。一方で「そこまで大掛かりにしなくても、Webアクセスやファイル持ち出しといったリスクを抑えられないか」というニーズが増えているのも事実です。
そこで選択肢になるのが、端末内に隔離領域や専用ブラウザを用意して、業務アプリやWebアクセスを分離するアプローチです。
ポイントは、
という発想です。
IIJセキュア端末分離ソリューション with Solitonはまさにこの考え方で、インターネット分離環境をワンストップで提供するソリューションです。インフラやネットワーク運用もIIJが担います。VDIやDaaSの導入が難しいケースでも、別方式でのセキュリティ強化を検討する際の選択肢になります。
IIJセキュア端末分離ソリューション with Solitonでは、用途に合わせて大きく2タイプから選べます。

IIJセキュア端末分離ソリューション with Soliton構成イメージ
ソリトンシステムズ社のSoliton SecureWorkspaceをエンジンとして搭載し、1台の端末(OS)上に隔離領域を生成し、その中でブラウザ、Officeアプリ、Web会議などを“普段通りの操作感”で利用できるようにする方式です。
端末内で環境を分離することで、サーバや画面転送といった仕組みを必要としません。端末上でアプリが直接動作するため、環境を構築するためのコンポーネントを最低限にでき、ネットワーク負荷を抑えつつスムーズな操作性を維持しやすいです。
また、情報漏えい対策として、以下のような“出入口の統制”を積み上げている点が特長です。

セキュアワークスペース「Type W」動作イメージ
ソリトンシステムズ社のSoliton SecureBrowserをエンジンとして搭載し、ダウンロード/アップロードや他アプリへの受け渡しを制限した専用ブラウザにより、セキュアな領域でのブラウジングを実現する方式です。
VPN不要で、統一されたセキュリティポリシーのもと、Webアプリ操作やWeb閲覧が可能。セキュアコンテナ技術・各種ポリシー制御・専用ゲートウェイによる出口対策で、漏えいを防止する設計になっています。Web会議の利用にも対応しています。

セキュアブラウザ「Type B」動作イメージ
「分離された端末間で安全にファイルをやり取りしたい」というニーズは、導入後に必ず出てくる論点です。分離環境では、簡単には「送る」、「受け取る」ができません。通信経路や持ち出し経路を制限している以上、ファイルの移動は“例外”として扱われます。自治体、教育、金融、医療業界といった秘匿性の高い個人情報を取り扱う組織の場合、例外の取り扱いは更に慎重になります。
IIJファイル中継ソリューション with Solitonは、ネットワーク分離環境で「自分から自分へ」ファイルを受け渡しできるソリューションです。ソリトンシステムズ社のFileZenをエンジンとして搭載。安全性が高く、誰でも簡単に扱えるファイル中継環境です。
IIJセキュア端末分離ソリューション with Solitonとの組み合わせはもちろんのこと、既存のVDIなどの分離端末環境でも利用できます。

ファイル中継動作イメージ
IIJファイル中継ソリューション with Solitonでは「日々の業務で安全かつ運用しやすくファイルを受け渡す」という課題の現実解として、以下の機能を提供します。
本ソリューションは、IIJとソリトンの長年の協業の延長線上にあります。両社は単なる製品取引を超えて、お客様への価値提供を共同で追求してきました。
(関連記事)共創が生む、新たなセキュリティの形ーIIJ×ソリトン対談
端末分離は、プロダクト単体では完結しづらく、ネットワーク・運用・周辺の設計まで含めて“現場に載せる”必要があります。
IIJセキュア端末分離ソリューション with SolitonやIIJファイル中継ソリューション with Solitonの単体効果に加え、ファイアウォールをフルマネージメントする「IIJマネージドファイアウォールサービス」、クラウド型Webセキュリティ「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」、クラウド型メールセキュリティ「IIJセキュアMXサービス」をはじめとするIIJが提供するセキュリティサービスと、ソリトンとの協業で生まれたIIJネットワーク認証ソリューション with Solitonといったソリューションを組み合わせることで、セキュリティ要件の達成と導入、運用をより「現実解」に落とし込みやすくなります。
導入のご検討やご不明点については、お問い合わせフォームまたは担当営業までお気軽にご相談ください。お客様の環境に応じた最適な構成をご提案します。
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