情報システム部門の皆さまに、日々の活動や組織運営のヒントとなる情報をお届けする「IIJ 情シスBoost-up Project」。今回は、「経営戦略・IT戦略について考える」と題した座談会の様子をレポートします。
<パネリスト> ※写真左から順に
アクティオホールディングス 取締役 Chief Information Officer / 井原 宏尚 氏
エクシオグループ ソリューション事業本部 ICT エンジニアリング本部長 DX 戦略部兼務 / 園 洋志 氏
LIFULL テクノロジー本部 コーポレートエンジニアリングユニット ユニット長 / 籔田 綾一 氏
キーマンと語るトークセッションということで、IIJが情シスの皆さんを対象に独自に調査した結果をご紹介しながら、パネリストの皆さんと議論していきたいと思います。今日のテーマは3つ設けています。1つ目は「経営戦略の策定単位・従業員への浸透度・実行度は?」、2つ目は「IT戦略の策定単位・従業員への浸透度・実行度は?」、3つ目は「IT戦略で定義されている重要アクションは?」になります。
経営戦略/IT戦略の策定単位・従業員への浸透度・実行度
早速、1つ目のテーマ「経営戦略の策定単位・従業員への浸透度・実行度は?」についてお話したいと思います。まずはIIJが情シスの皆さんを対象に調査した結果を紹介します。
「経営戦略は何年単位で策定されますか?」と尋ねた設問では、このような結果になりました。
(クリックして拡大)
3年単位で策定している企業が最も多く、次いで1年単位、5年単位との回答が続いています。5年以上の単位で策定している企業もありますね。従業員規模別で見ても傾向に大きな差はなく、戦略策定の単位は1年、3年、5年のいずれかの単位が多いようです。
「経営戦略/計画は従業員に浸透していますか?」と尋ねた設問では、このような結果になりました。
(クリックして拡大)
約4割が「浸透している」と答え、残りの約6割は「どちらともいえない」または「そう思わない」との回答です。従業員規模別で見ると、規模が大きい企業ほど「浸透している」と答えた方が多い傾向となっています。
「浸透している」と回答いただいた企業では、どのようなことが実施されているのでしょうか。
続きでは、経営戦略/IT 戦略それぞれの策定単位・従業員への浸透度・実行度のほかに、
- 戦略を検討、実行する組織体制は?
- 現場からのご要望にはどのように対応していく?
といった内容について議論しています。
ぜひご覧ください。