IIJでは情報システム部門の皆…
情報システム部門の皆さまに、日々の活動や組織運営のヒントとなる情報をお届けする「IIJ 情シスBoost-up Project」。今回は、「情シスのキャリアについて考える ~情シス座談会/キーマンと語るトークセッション~」イベント前半の様子をレポートします。
<話者>
株式会社アクティオホールディングス 取締役 Chief Information Officer 井原 宏尚 様(写真左)
エクシオグループ株式会社 ソリューション事業本部 ICTエンジニアリング本部長 DX戦略部兼務 園 洋志 様(写真中央)
株式会社 LIFULL テクノロジー本部 コーポレートエンジニアリングユニット ユニット長 籔田 綾一 様(写真右)
IIJ サービスプロダクト推進本部 コミュニケーションデザイン室 向平 友治
井原様
アクティオホールディングス、井原と申します。アクティオは建設機械のレンタルをやっています。私は新卒からずっと情シス部門にいて、CIOやDX部門、データ分析の部門をやって、最近だと経営戦略部を立ち上げてそこの部門長をやっていたり、そんなキャリアになってます。
園様
エクシオグループ株式会社の園と申します。エクシオは通信設備の建設工事、そのほかにSI事業をやっている会社です。私はSI事業のインフラ系の責任者をやっているのと、戦略部と書いていますけど、弊社のIT部門を兼務しています。私はIT部門はあまり長くなくて、NTTに入って当時の事業部内のITをちょっとやっていましたけれども、20年ぐらいネットワークのインフラの開発をやっていました。その流れもあって、今の会社に入ってSIをやっていたんですけれども、2020年ぐらいにITの方も兼務するようになりました。情シスとしてはそんなに経験がないような人間でございますが、よろしくお願いします。
籔田様
不動産ポータルサイトホームズでお馴染みの株式会社LIFULL、籔田といいます。私は元々エンジニアとして入社しています。どうして情シス部門に興味を持ったかと言いますと、Web開発よりも社内BPRに興味が移ってきちゃったんですよね。そういうことをやっているうちに、Salesforceとかを使って社内BPRを推進していました。そしたらSalesforceも全社だし、情報システムも全社的な視点だし、一緒にやってという感じになって、今は情報システム部門の責任者として、Salesforceに限らず色んなものを使いながら社内システム刷新に取り組んでいます。
井原様
人が足りなくてキャリア採用したくてしょうがない状況はどの会社でも同じかなと思いますけど、弊社の場合はそんな状況ですが、なかなか来てくれない。
井原様
いくつもあって、それぞれジョブディスクリプション書いてどうですか?ってお願いしているんですけど、なかなか応募してもらえないような状況なので、困ったなと。
井原様
そうなんですね。それは会社の魅力かなと思うんですけど。
園様
お恥ずかしながら情シス人材を募集していなくて、どちらかというとITエンジニア、システム系を募集しているという状況です。実はそこと情シスの中で人事交流やって完了させていて。なぜかというと、情シスってコストセンターと捉えられるケースがあって、そこで人を増やして、どれだけ売上を増やすんだと言われるとなかなか難しいものがあって。ITエンジニアという枠組みで採用して、何人か情シスに来るみたいなことをやっています。
園様
足りてはいないですね。そこはSIer部門の力を借りたり、関連のグループ会社にお願いしたりしていると思います。
籔田様
情シス部門の採用募集ってそんなにいないんですよね。例えば全体の従業員数が1,000人だったら1,000人中何人が情シスってある程度決まっていて、それ以上増やせないじゃないですか。
井原様
情シスの割合は1.5%って言いますね。
籔田様
22%の人が転職活動してますよって言うと、日本社会全体で情シスの中途採用の枠を考えると、需要と供給合っているのかなってちょっと気になっています。
後編では、下記の内容についてお話しています。