ホテルスタッフから転職して感じた情シスの魅力【情シスのキャリア】

IIJ 情シスBoost-up Projectでは、情報システム部門の皆さんに、日々の活動を更に充実させるためのヒントをお届けしています。

本記事は、情報システム部門で活躍するプロフェッショナルのキャリアを通じて、皆さん自身のキャリア設計や情報システム部門の魅力を再発見していただくためのコラムシリーズです。

今回は、帝国ホテルでフロント業務や賃貸テナントの請求管理など多様な業務を経験した後、法務関連ソフトウェアを開発・提供する株式会社Lealon Technologiesの情報システム部門にキャリアチェンジされた佐藤 奈津子氏のキャリア遍歴についてお話を伺いました。

佐藤 奈津子氏のキャリア遍歴についてお話を伺いました

株式会社LegalOn Technologies IT & Security シニアマネージャー
佐藤 奈津子 氏

東京大学法学部卒業後、株式会社帝国ホテルに入社。フロント業務やシステム管理、不動産管理など多岐にわたる業務経験を経て、2022年6月に株式会社LegalOn Technologiesに入社。シニアマネージャーとして、ヘルプデスク業務に従事。

目次
  1. ホテルスタッフから突然情シス部門へ
  2. 新たなやりがいを求め、転職を決意(次ページ)
  3. 目指すチームのビジョンと今後のキャリア(次ページ)

ホテルスタッフから突然情シス部門へ

帝国ホテルに入社後、上高地帝国ホテルの運営及びフロント業務を担当されていた中で、突然、情報システム部門への異動を命じられたと伺いました。当時の心境をお聞かせいただけますか?

佐藤氏:

情報システム部門については「パソコンのメンテナンスを担当している部門」という程度の理解しかありませんでした。ITに対する抵抗感はなかったものの、未経験の分野であるため不安がありました。「なぜ私が?」と疑問に思いましたが、異動の背景を知り、適切なポジションに配置していただいたと感じています。

ホテルスタッフから情報システム部門への異動には、どのような背景があったのでしょうか?

私が配属された上高地帝国ホテルでは、東京本社とは異なる小規模ホテル向けの管理システムを使用していました。従業員からは顧客情報の共有を求める声があり、システムを東京本社と同様のものに入れ替えるプロジェクトが進行しました。このプロジェクトを推進するため、東京のフロント業務と上高地帝国ホテルの運営に精通した人材が必要とされ、私が異動となりました。

大学では法学を専攻され、IT分野が未経験の中で情報システム部門へ異動されたとのことですが、必要な知識はどのように習得されたのでしょうか?

ホテル管理システムの入れ替えプロジェクトで、先輩社員からアルゴリズムの基本やウォーターフォール開発の基礎を教えていただきました。また、専門用語の理解を深めるために、基本情報技術者試験の参考書で自己学習を行いました。これまで様々な部署を経験してきましたが、情報システム部門での知識習得が一番苦労したと感じます。

情報システム部門の業務において、どのような点にモチベーションややりがいを感じていましたか?

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続きでは、帝国ホテルで10年以上のキャリアを積んだ佐藤氏が、転職を決意した背景やきっかけ、数多くの企業を見てきた中で現職を選んだ理由についてお話ししています。また、多様な業務を経験してきた佐藤氏が感じる、情報システム部門ならではの魅力についてもお話ししています。ぜひ、ご覧ください。