この記事では「データ活用」をテ…
近年、企業のデータ活用への取り組みが急速に広がっています。データ活用を行い経営効果を上げている企業がいる中で、次のように悩まれている企業も多いのではないでしょうか?
この記事では「データ活用」をテーマに2023年2月20日に開催したセミナーの内容を前後編に分けてご紹介。後半はIIJから、データ活用が思うように進まない課題に対して活用ユースケースをもとに、提供できる付加価値を紹介しました。
◇前編から読む
データ活用のポイントの次は、ETL(※)選定にフォーカスしてご紹介します。
※ 「Extract (抽出)」「Transform (変換)」「Load (書き出し)」の略語。 様々なデータベースやシステムからデータを抽出し、扱いやすいフォーマットに変換して、DWH(データウェアハウス)に書き出す一連のプロセス。
データの流れはいくつかのゾーンに分かれます。
収集ゾーン検討に必要なポイントは大きく2つあります。
機微データを含んだ情報をBIやDWHに連携し、利活用していきたいという方が多いと思います。このようなお悩みはないでしょうか。
これらのお悩みに対しては、データベース上でマスキングを行う、収集ゾーンで機微データを保護するなどのケアが有効です。
情報を受け渡す際のネットワークについても、検討範囲と認識することがポイントです。
社内には多種多様なシステムが導入・活用されています。システムの選定基準としては「連携ができるか」ではなく「経営効果があるか」どうかが優先されると思います。
しかし業務や部門に最適なシステムを選定した結果、BIに連携しにくいといった状況に陥ってしまうこともあるのではないでしょうか。
連携が可能かどうかを気にせずシステム選定を行っていただくために、収集ゾーンでは連携の課題を解決する柔軟性を持っている必要があると考えます。
更に、将来の連携要件は誰にも分かりません。ビジネス方針が未定の場合もあるため、その都度良いシステムを選定することがあると思います。
そのため、収集ゾーンは柔軟であればあるほど良いのです。
これまでお話してきた内容について、ここではユースケースを用いて整理します。
オンプレミスにある機微データを、BIに受け渡したいというユースケースです。
ここでのポイントは次のとおりです。
機微データのケアについては、ネットワークとマスキングすることが重要です。
多様な連携要件に対応したいというユースケースです。
ここでのポイントは次のとおりです。
連携元と連携先のシステムに対応できるインタフェースを備えた、収集ゾーンを用意・作成することが重要です。
効果を出せるシステムを選定する必要があるため、連携を気にせずに収集ゾーンにすべて任せてしまうことが、本質的なデータの在り方だと考えています。
IIJでは、「簡単・セキュア・低コスト」にデータ連携を実現するサービスとして、IIJクラウドデータプラットフォームサービスを提供しています。
これまで説明してきたような機微データのケアだけでなく、あらゆるシステムの多様な要件に対応し、「簡単・セキュア」にデータ連携や企業のDXを加速させるサービスです。詳細はぜひお問い合わせください。