Salesforceをより効率的に活用するための「データ連携」とは?

Salesforceを導入したものの、データの二重入力や一元化されていない顧客マスタなど、社内業務の課題を抱えていないでしょうか?

これらの課題に対して豊富な実績を持つパナソニック インフォメーションシステムズ株式会社様をお招きして、Salesforceを活用するために必要なデータ連携についてのウェビナーを実施しました。
この記事では、2023年5月31日に開催した本ウェビナーの内容をご紹介します。

目次
  1. Salesforceとのデータ連携が必要とされる背景
  2. Salesforceとのデータ自動連携手段を選ぶポイント
  3. Salesforceとのデータ連携手段について
  4. 活用事例
  5. サービス&ソリューションのご紹介
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Salesforceとのデータ連携が必要とされる背景

Salesforceを活用するには、周辺システムとのデータの自動連携が必要です。その背景は次のとおりです。

1.顧客満足度向上に繋がる

顧客に紐づく販売データを販売システムなどからSalesforceに連携することで、お客様の購買情報に合った営業活動を行え、結果的に満足度向上に繋がります。

2.オペレーション工数を削減できる

販売システムなどからSalesforceへのデータ連携を手動でやっている場合は、自動連携することによりオペレーション工数を削減できます。

3.データドリブンな経営判断が実現できる

社内の様々なシステムに散在するデータをSalesforceに集約することにより、「部門単位の売上実績の把握」や「商品単位の売上傾向を昨年と比較」といったイメージでKPIの設定に活用できます。

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ウェビナーでは、顧客情報や販売実績等を「顧客・販売管理システム」と「Salesforce」に手動で重複入力している例を取り上げました。この例では、重複入力により工数が増えるだけではなく、入力ミスにより誤った情報が登録されてしまい、データ活用が正しくできないという問題が発生しています。

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IIJでもSalesforceを使っていますが、以前までは案件情報などをSalesforceだけでなく、他のシステムにも手動で重複入力していました。同じように、複数システムに重複入力するという体験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?

Salesforceとのデータ自動連携手段を選ぶポイント

ここまでで、Salesforceを活用するにあたっては、データの自動連携が必要ということが理解できたかと思います。ここからは、自社に合った連携手段を選ぶポイントについて解説していきます。

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代表的な検討ポイントは、「セキュリティ要件への対応」と「追加要件への対応」の2つです。

1.セキュリティ要件への対応

オンプレミスの外部公開されていない基幹システムや個人情報を、Salesforceに連携したいというニーズは一定数あるのではないでしょうか。
その際に、基幹システムからSalesforceにデータ連携するネットワーク経路の確保や、個人情報保護などのセキュリティ要件に対応する必要があります。

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2.追加要件への対応

Salesforce活用にあたってデータ連携したいシステムが増えてしまい、追加の連携開発が必要になるという話はよく聞きます。こういった追加要件にも、スピーディーに対応できる必要があります。

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Salesforceとのデータ連携手段について

よくあるデータ自動連携手段として、次の3つが挙げられます。前章の検討ポイントを参考に比較していきましょう。

  • Salesforceが無償で提供しているツール「Dataloader」
  • 連携時に個別で開発する「Web API個別開発」
  • 拡張性に優れている「データ連携ツール(EAIツール)」

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3つ目の「データ連携ツール」については、ランニングコストは掛かるものの、それ以外の難易度、拡張性、セキュリティなどの観点で優位性がありそうです。月次の単純なファイル連携であれば、無償の「Dataloader」や「Web API個別開発」でも良いかもしれません。ただし、セキュリティに配慮した自動連携が求められるシーンや、システム拡張の計画があるシーンにおいては、「データ連携ツール」の方が最適です。

今現在の業務要件だけではなく、長期目線でどの手法が自社にとって最適なのかを考えることが大切です。

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活用事例

データ自動連携でSalesforceの導入効果を最大化させた事例をいくつか見ていきましょう。

事例①複数のグループ会社統合に伴い、顧客情報の統合を実現した事例

統合前はグループ間で異なる顧客マスタを保持し、統一的な顧客管理ができていませんでした。データ連携ツールを活用して名寄せ/クレンジングを行い、Salesforceで一元管理できるようにした事例です。

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事例②Salesforceで保守サービス管理システムを構築し、基幹システムとの双方向連携を実現した事例

保守情報や顧客情報を管理する基幹システムが社外に公開されていないことによって、保守作業員が現場で最新情報を確認できない課題を、データ連携ツールを活用してSalesforceに集約した事例です。これにより、現場から最新情報の確認や作業結果の入力ができるようになり、大幅に作業効率を高めることができました。

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せっかくSalesforceを導入するのであれば、これら事例のように導入効果を最大化させたいですね。

サービス&ソリューションのご紹介

パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社様とIIJでは、本ウェビナーでご紹介したお悩みを解決できるサービスとソリューションを提供しています。

IIJからは「簡単・セキュア・低コスト」にデータ連携を実現するサービスとして、「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」を紹介します。
SaaSであるSalesforceとも相性が良い、クラウド型のデータ連携サービスです。オンプレミスに閉じられたシステムと、Salesforceとの連携ネットワークも一気通貫でご提供。加えて、オンプレミスに保存する機微データをマスキングして連携する機能も有しているため、セキュアなデータ利活用が実現できます。

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また、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社様は、20年以上の経験と、500社のデータ連携支援実績を持ち、ノウハウを蓄積しています。クラウドデータプラットフォームサービスと組み合わせて利用できる、Salesforceアダプターを提供するほか、各企業で保有する複数システムとのデータ連携支援を行います。

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