情シスの皆さんは普段、どんな課…
IIJでは、情シス部門のリアルな事例を聞き、カジュアルにディスカッションできる少人数制の座談会「IIJ Interactive Meeting」を定期的に開催しています。
「IIJ Interactive Meeting」とは
…といった皆さんのお悩みを解決する場として、IIJとのお取引の有無を問わずご参加いただけます。
本レポートでは2022年6月に行った第8回の内容を、一部抜粋してご紹介します。
最初の事例セッションでは、コロナ以前から運用中のゼロトラストネットワークの構築事例について、株式会社D2C様からご紹介いただきました。
ディスカッションでは、事例プレゼンに対する皆さんの疑問やコメントなど、様々な意見が飛び交いました。
IIJ参加者
IIJ 情シス
関 一夫
IIJグループの社内ITインフラを統括
進行役
向平 友治
IIJでマーケティングを担当
Aさん(技術サービス業)
ゼロトラストネットワークのサービス導入にあたって、色々とご苦労もあったのではないでしょうか。
Bさん(金融商品取引業)
Googleサービスを使っている場合、ゼロトラストネットワーク側での通信制御が難しかったりしますよね。FQDNでの制御などでしょうか。
Cさん(広告業)
そうですね。少し観点は違いますが、ソースアドレスを申告しなければならないサービスなどもあったりしますよね。ゼロトラストネットワークのサービス側のネットワークレンジが広すぎて、相手方に許可してもらえないことがありました。
Dさん(広告業)
BYOD端末の管理をどうするかも悩みどころですよね。
Cさん(広告業)
うちはBYODにも管理アプリの導入を義務付けています。
Eさん(設備工事業)
うちはスマホの利用にちょっとハマったりしました。
当たり前ではあるのですが、クラウド型のサービスだと障害の際に使えなくなるというリスクをどう考えるかも難しいですね。
Cさん(広告業)
当社では、もともと使っていたVPNを残して冗長化をとるといった工夫をしています。
Dさん(広告業)
結構コストのかかる施策ですが、例えばWANを廃止できるのであれば、受容できるコスト感であるとも感じました。
Eさん(設備工事業)
まさにうちはWANをなくして対応しました。
Fさん(専門サービス業)
導入にあたって利用者に向けた説明などはされましたか?
Cさん(広告業)
細かい説明はほとんど不要でした。これまで利用していたVPNは接続までに少し手間がかかっていましたが、ゼロトラストネットワークの導入で「つなぐだけ」になったので、特にユーザ側のケアは発生しなかったです。あまり意識して使っていない状態だと思います。
Aさん(技術サービス業)
大きなテーマになりますが、ゼロトラストネットワークって、この先どうなると思われますか?
IIJ 関
今までオフィスの中にいた人が、みんな外に出て仕事をするようになり、色んなデバイスを使うようになりました。その中で、基盤となるネットワークとID、そしてデータをどう取り扱っていくかの整理がゼロトラストの本質ですよね。
IIJ 向平
やっぱりトレンドを完全に読むのは難しいですよね。ゼロトラストネットワークもあれば、リモートワーク時代に特化したVPNなども出てきている中で、状況を見て柔軟に選択できるような環境になっていきそうですよね。
実際のイベントでは、レポートには書ききれない“ここだけの話”が満載で、非常に有意義な情報交換がされています。
ここで、ご参加の皆さんからお寄せいただいた主なご意見をご紹介します。
座談会は次回以降も開催予定です。皆さんのご参加をお待ちしています。