#2 新人営業が聞いてみた。新サービス「IIJ GIO P2 Gen.2」って何がいいの?

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IIJ サービスプロダクト推進本部 営業推進部 クラウドソリューション課

高田

IIJ GIO(ジオ)などのクラウドサービスを担当している新人営業。

執筆・監修者ページ/掲載記事:14件

こんにちは。IIJに最近入社した新人営業の高田です。
クラウドサービス「IIJ GIO(ジオ)」の担当をしています。IIJ GIOについてもっと知りたい私が、サービスの開発者にインタビューをすることになりました。

<今回話を聞いた人>
クラウド本部 クラウドサービス3部長 宮崎 直樹
IIJ GIOサービスの販売技術責任者。新サービスへの疑問をぶつけてみます。

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目次
  1. 移行がしやすいクラウドサービスって?
  2. VMware基盤の運用が楽になるってほんと?
  3. IIJ GIOの契約って簡単なの?
  4. IIJならではの特徴は?
  5. 次に作りたいサービスは?

移行がしやすいクラウドサービスって?

営業担当の高田です。今日はよろしくお願いします!
先回のインタビューで、新しい「IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2」はオンプレミスから移行がしやすいクラウドサービス、という話を聞きました。もしかして、これまでのサービスでは移行が難しかったんでしょうか?

実は、IIJでは2012年から「オンプレミスをそのままクラウドへ」という同じコンセプトのサービスを提供していたんです。新サービスでは、さらに使いやすく、小さな単位で始めて、小さな単位で拡張したり縮小したりできるようにした、というのがポイントですね。

オンプレミスからの移行というと、社内の基盤丸ごとみたいな形で、大きなリソースを使うイメージがあります。スモールスタートできるのは、お客様にとってメリットになるんでしょうか?

実際には、オンプレミス全部を一気にクラウドに持って行くことは少ないんです。このシステムは今月、このシステムは来月みたいに段階的に移行することがほとんどです。クラウドサービスは使う分だけ課金されるので、その単位が小さいのはメリットですよね。

「試しやすい」というのも重要ですね。小さい単位で契約できるってことは、小さい単位で解約もできるんでしょうか。

そうですね。例えば、年末にだけ大きなリソースを使うサーバがあれば、年明けにサーバを小さくして使っていないリソースを解約してもらう、みたいな使い方もできます。検証用や開発用に使って、終わったら解約するというケースもあります。小さく解約できるというのもメリットですね。

VMware基盤の運用が楽になるってほんと?

新サービスのいいところとして、基盤運用の負担が軽減される、ということも聞きました。具体的に、どういった作業が楽になるんでしょうか?

オンプレミスでサーバを作ろうとすると、お客様は色々なことを全部やらなくちゃいけないんです。自らデータセンターを契約して、サーバを購入して設定するとか。サーバが壊れたら業者に連絡して、交換してもらうとか。ハードウェアはやっぱり壊れますし、保守が切れるので入れ替えなきゃいけない。ソフトウェアも同じように、サポートが切れるからバージョンアップしなくちゃいけないとか。

クラウドサービスなら、事業者側が面倒を見てくれるということですか?

はい。ただ、1世代前のIIJ GIOでは「VMwareの仮想化環境はお客様が自由に管理してください」という形式でサービスを提供していました。もちろん、自由に触れることを好むお客様もいる。でも、そこが負担だ、事業者側に任せたいというお客様もいらっしゃる。
それで、新サービスではレイヤーを1つ上げました。仮想化環境のバージョンアップや管理はすべてIIJがやります、というメニューを追加したんです。オンプレミスから変更なく持っていけるというメリットは残して、面倒なところを排除した、それが今回の大きな変更点ですね。

IIJ GIOの契約って簡単なの?

私はまだ、IIJ GIOのサーバを自分で作ったことがないんです。どういう感じで契約して、使えるようになるんでしょうか?

パソコンも一緒ですけれど、サーバってそれだけがあっても何もできないんです。誰かと通信して初めて仕事ができるので、まず最初にネットワークの枠を作ります。
契約画面をポチっとすると、仮想的なネットワーク空間が与えられます。そこに、リソースをどれだけ使うか、例えばCPU何個分というのを契約して、その中から必要なリソースを使ったサーバをポチっと作ります。サーバができたら、IPアドレスの設定を入れて他のサーバと通信ができるようにします。インターネットと通信したければ、インターネットと通信する契約をポチっという感じ。

なんだかすごく簡単そうです。私にもできるかも。

余裕でできますよ(笑)。そのあと、セキュリティをどうしようとか、ちょっと設定じみたことも入ってくるんですが、基本的には枠を作ってリソースを契約してサーバを作るだけです。

クラウドが初めてのお客様でも、抵抗なく使っていただけそうですね!そのあと、 OSとかアプリケーションとかはお客様が自由に設定できるんですよね?

はい。VMwareで動かすことができるソフトウェアなら、そのまま持って来ていただけます。オンプレミスの世界で、VMwareは大きなシェアを持っています。持って行く先もVMwareであれば親和性が高いということですね。

IIJならではの特徴は?

移行のしやすさやスモールスタートについて、よく分かりました。そのほかに、IIJのクラウドサービスならではっていう特徴はありますか?

1つは、サービスの組み合わせですね。クラウドサービスって、コンピューティングリソースだけじゃなくて、ネットワークやセキュリティと組み合わせて使うものなんです。IIJはネットワークやセキュリティにも強みを持っているので、IIJ GIOと組み合わせて、どうしたら最適な構成になるかを考えます。例えば、IIJ GIOとMicrosoft AzureやAWSをつなげる提案もできるのが特徴ですね。

まだクラウドを使ったことがないお客様なら、不安があって当然です。移行作業を一緒にやりましょうとか、セキュリティをしっかり設計しましょうとか、できあがった後の運用面までIIJが支援するというのも、大事なポイントだと思います。

あ、それから。IIJの場合、すべてのお客様に営業担当がつきますよね。ネットワークやセキュリティもそうですが、ドメインとかサーバ証明書とか、よろず相談に乗ってくれる。そういう存在は心強いんじゃないでしょうか。

次に作りたいサービスは?

今回、新しいサービスが出ましたが、お客様に提案していく中で次に開発部門に作ってほしい機能やメニューはありますか?

システムって、作る期間よりも運用する期間の方が圧倒的に長いですよね。簡単に作れるだけじゃなく、運用が楽にならなきゃいけないと思ってます。例えば「サーバが働き過ぎだから、リソースを大きくすればパフォーマンスが上がりますよ」とか、「リソースが余っているから空いた部分を解約した方がいいですよ」とか。状態を見える化して通知するようなサービスができないかな、なんて考えています。

インタビューを終えて

移行しやすくスモールスタートができることは多くのお客様のクラウド化に貢献できる特長だなと思いました。新しいIIJ GIOのいいところを知ることができたので、これからはもっとそのよさを伝えていきたいです。
簡単に契約ができるということなので、サーバを作ったことがない私でもできるのか、次回はIIJ GIOの契約に挑戦します!(高田)