情シスの皆さんは普段、どんな課…
IIJでは、情シス部門のリアルな事例を聞き、カジュアルにディスカッションできる少人数制の座談会「IIJ Interactive Meeting」を定期的に開催しています。
「IIJ Interactive Meeting」とは
…といった皆さんのお悩みを解決する場として、IIJとのお取引の有無を問わずご参加いただけます。
本レポートでは、2021年9月に行った第5回の内容を、一部抜粋してご紹介します。
最初の事例セッションでは、アクティオホールディングス様よりERPクラウド移行の取り組みをご紹介いただきました。
その後、IIJが独自に行った「情シス実態調査2021」の結果をご紹介し、ディスカッションタイムへと進行。
事例プレゼンに対する皆さんのコメントとあわせて、情シスのキャリアパスといった話題で活発な意見交換が行われました。
IIJ参加者
IIJ 情シス
関 一夫
IIJグループの社内ITインフラを統括
進行役
向平 友治
IIJでマーケティングを担当
クラウドの選定では、機能や利便性だけでなく、オンプレとは異なる観点で考慮すべきポイントもあるようです。皆さんがこれまでにハマったポイントなどが飛び交いました。
Aさん(機械器具卸売業)
クラウドに移行しようとすると、ライセンスコストが高くなってしまうことがあるのが悩みどころです。
Bさん(各種商品小売業)
ライセンスは難しいですよね。クラウド移行時にSIerさんによってライセンスの説明が違っていて困ったことがあります(笑)
Cさん(製造業)
おお、うちも今リプレイスにあたってライセンスに関する情報をまとめているところなので、刺さる話題です。
Dさん(物品賃貸業)
わかります。うちも一部オンプレを継続したものがありますが、それはライセンスの問題でコストや管理が煩雑になってしまうからでした。
Eさん(情報サービス業)
コストの考え方も変わりますよね。従量課金のシステムなどもあり、予算の説明に苦労するのでは?と気になっています。
Dさん(物品賃貸業)
うちでは、複数年のトータルで算出したり、システムの性質を考慮してサービスを利用したりしています。
Fさん(広告業)
クラウド移行でSaaSサービスの利用を検討しているのですが、監査法人からSOC1レポートの提出を求められませんか…?
Gさん(生活関連サービス業)
会社によっては出しているところもありますよね。でもSaaSだと難しいかも…。
Hさん(通信業)
うちも同じ課題にあたりました。ベンダーさんにお願いすると期間もコストもかかってしまいますよね。監査法人と別の監査方法を話し合ったりしています。
Fさん(広告業)
せっかく機能や利便性が高いのに、そういった制約がネックになるのは少し悲しいです。でも、オンプレとは違う側面も考慮しなければならないというのは認識しておかないといけないですね。
その後、話は人員の育成に及びました。
IIJ 関
情シスメンバーの教育という観点で、技術には長けているが経営目線が不足しているといった声もよく聞きます。
Dさん(物品賃貸業)
IT人材がビジネスに興味がないというのは、ある意味仕方ないのではとも思っています。技術とビジネス両方の素養を持てという方が酷かなと…。
Iさん(技術サービス業)
とは言っても、長期で考えるとキャリアパスは悩みどころですよね。
Dさん(物品賃貸業)
うちでは専門分野ごとにチームを分けて、できるだけ皆がそれぞれの得意な領域で成長してもらえる環境をつくっています。声を上げた人には別の機会を与えることもしています。
Fさん(広告業)
若いうちはテクノロジー志向であっても、年を経るにつれてふとキャリアを見つめ直す人も多いのではないでしょうか。そういう人に、きっかけを与えられる機会があると良いですよね。
IIJ 向平
弊社では最近、兼務制度をはじめました。2割程度別の部署の仕事ができるというもので、結構活用されています。
Eさん(情報サービス業)
その制度はいいですね。挑戦する方も受け入れ側も、お互いにリスクが少なく得られるものが多そうですね。
…と、ここでお時間が来てしまいましたが、イベントではチャットも含め様々な意見が飛び交い、皆さんそれぞれの取り組みについて情報交換をしていただく有意義な機会となりました。
実際のイベントでは、レポートには書ききれない“ここだけの話”が満載で、非常に有意義な情報交換がされています。
ここで、ご参加の皆さんからお寄せいただいた主なご意見をご紹介します。
座談会は次回以降も開催予定です。皆さんのご参加をお待ちしています。