IIJの新人営業の高田が、II…
IIJ GIO(ジオ)などのクラウドサービスを担当している新人営業。
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こんにちは。新人営業の高田です。クラウドサービスを担当しています。IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2(以下、IIJ GIO P2 Gen.2)を提案する機会も増えてきました。サーバ移行についてもよく聞かれるのですが、どんな移行方法がよいのか、いまいち分かっていません。 今回は新しくリリースされた移行ソリューションについて、詳しく教えてもらおうと思います!
<今回話を聞いた人>
クラウド本部 クラウドソリューション部 ソリューション2課 愛澤 龍也
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昔はサーバ移行するにはシステムを一から作り直す必要があったけど、最近はサーバのイメージバックアップを取得して、新しいサーバにリストアする方法で移行することが多いよ。
OSも含めてディスクを丸ごとバックアップするから、システムによっては修正が必要な場合もあるけど、基本的には作り直さなくても大丈夫。 既存環境がオンプレでも仮想マシンでも、何にでも使えるところもポイントだよ。
バックアップを取得する際に、サーバを数時間ほど停止する必要があるし、リストアにも時間がかかるから、止めたくないシステムにはあまり向いていないね。 それと、バックアップ/リストアの作業を1台ずつ実施するから、台数が多いと大変。
今回、新しい移行方式をリリースしたよ。「VMレプリケーション方式」といって、データを事前に同期してから仮想マシンを移行するんだ。
VMware純正ツールの「VMware Cloud Director Availability (VCDA)」アプライアンスを移行元の環境に構築すれば、移行先のIIJ GIO P2 Gen.2にデータを同期できるよ。
同期の際は止めなくて大丈夫。移行元から移行先に切り替えるときだけ、停止する必要があるよ。
サーバやネットワーク環境によるけど、数秒~数分かな。停止時間が短いことが、この移行方式の1番の特長だよ。
VCDAアプライアンスの構築さえすれば、あとはデータを同期するだけだから、複雑ではないね。 IIJのエンジニアが移行作業まで実施することもできるし、最低限のことだけIIJに任せてもらって、あとはお客様で実施することもできる。作業の内容は、「移行ソリューション」としてメニュー化されているよ。
サーバの移行は作業範囲や分担を一から決めるのが大変なんだ。見積もりが出るのにも、実施するのにも時間がかかって、移行に腰が重くなってしまう企業が多いよね。 作業内容をメニュー化することで、最低限のヒアリングですぐに金額が出て、移行作業に移れるから、手軽かつスピーディーに移行できるよ。
移行作業をお客様自身で実施いただく「Basic」と、移行作業までIIJが実施する「Premium」があるよ。 BasicでもVCDAアプライアンスの構築はIIJで実施するし、仮想マシンを移行する作業手順マニュアルもあるから、移行が初めてのお客様でも安心して移行できるよ。 Premiumでは、VCDAアプライアンスの構築、移行設計、仮想マシンの移行、移行後の動作確認まで、全部IIJに任せてもらえるんだ。
台数の制限はないから、何台でも移行できるよ。ちなみに、この方式では複数台を一気に移行できるよ。
100台でもできるよ。データの初回同期のタイミングと、サーバをIIJ GIO P2 Gen.2に切り替えるタイミングだけ調整すれば大丈夫。
VCDAアプライアンスはVMwareの純正ツールで、移行元がVMwareでないと使えないから、そこは注意してね。
作業マニュアルもあるから、実際に自分でやってみるといいよ。